学部概要
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学部概要

工学部の基本理念

私たちは、工学部の基本理念として、次の3つを基底に据えて、教育・研究のより一層の充実に向け、努力を重ねてまいります。

広い視野に立った応用力のある技術者・研究者の育成

普遍的な基礎学力を養い、社会性を踏まえた倫理教育・工学基礎教育を施し、さらに、専門分野への足がかりとしての動機付け教育を実施します。倫理観や環境に対する十分な配慮、文化に関する深い理解、コミュニケーションやプレゼンテーション能力など幅広い教養と豊かな感受性を備えた人間形成は、技術者・研究者にとって必須です。これらに加え、広い意味での問題発見能力と問題解決能力およびデザイン能力の涵養に十分配慮した教育を行います。

個性豊かな教育・研究の創設と推進

個性豊かな千葉大学工学部ならではの教育・研究を推進するに当たり、伝統を大切にしつつも、常に、時代の要請に応え、社会をリードする新しい研究分野の創生に努めます。さいわい、本工学部には、東京高等工藝学校以来の伝統に培われた分野があります。私たちは、この伝統性・固有性を基底に据え、新たな独自性を積極的に築いていくことが肝要であると考えています。

社会・産業・地域と連携した教育・研究の推進

千葉大学工学部には、首都圏の一角、世界の窓口としての千葉県の新しい風土と対応した国際性の高い技術教育が求められています。また、日本が迎えつつある成熟社会においては、生涯教育・社会人教育は欠かすことができません。豊かな社会にあっては、より一層教養を高めようとする人間本来の向上心の発露から、再教育の必要性と要請が高まっています。このような社会のニーズに積極的に応えていくことは、私たち千葉大学工学部が担うべき大切な役目であると考えています。

このホームページをご覧いただける多くの皆さまには、どうぞ、私たち千葉大学工学部の教育・研究の発展に変わらぬご支援をお寄せくださいますよう、お願い申し上げます。

総合工学科 コース一覧

※令和6年4月より情報・データサイエンス学部となります。

沿革

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東京高等工藝学校

千葉大学工学部の前身は、大正10(1921)年12月に、官立専門学校として東京市新芝町(現在の港区田町)に設けられた「東京高等工藝学校」です。設立当初には、工芸図案科、同科附属工芸彫刻部、金属工芸科金属製品分科、同科精密機械分科、木材工芸科、印刷工芸科が設けられていました。この「東京高等工藝学校」は、昭和19(1944)年4月、「東京工業専門学校」と改称されました。

国立大学設置法が制定公布された昭和24(1949)年5月、「東京工業専門学校」は「工芸学部」として新制大学「千葉大学」の傘下に入りました。そして、昭和26(1951)年4月、「工芸学部」は「工学部」と改称されました。この「工学部」発足当時は、工業意匠学科、建築学科、機械工学科、電気工学科、工業化学科で構成されていました。

その後、社会的要請のなかで幾多の改組が行われ、平成10(1998)年4月には「都市環境システム学科」「デザイン工学科」「電子機械工学科」「情報画像工学科」「物質工学科」の5学科編成となりました。 また、平成16(2004)年4月には、「メディカルシステム工学科」が新設されるとともに、「物質工学科」が「共生応用化学科」に改組されました。 さらに、平成20(2008)年4月には「建築学科」「都市環境システム学科」「デザイン学科」「機械工学科」「メディカルシステム工学科」「電気電子工学科」「ナノサイエンス学科」「共生応用化学科」「画像科学科」「情報画像学科」の10 学科編成に改組されました。

平成29(2017)年4月には、それまでの10学科を「総合工学科」に統合し、工学の専門分野に対応したコースをおく構成に改組しました。
令和3年度現在、建築学、都市環境システム(令和4年度より、都市工学に改称)、デザイン、機械工学、医工学、電気電子工学、物質科学、共生応用化学、情報工学の9コースが設置されています。

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