教育
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共生応用化学コース

共生応用化学コース

(平成29年度より 共生応用化学科 より変更となります)

バイオと環境をキーワードとする新しい応用化学

科学技術は急速に発達して人類に多くの恩恵を与え,人類の福祉を増進させてきましたが,これからの未来を創る化学には環境を保全しつつ地球環境を有効に活用して人類の真の福祉に貢献することが求められています。そのために,環境に調和する化学プロセスを開発し,環境に適合した新物質を創り出すことが重要になります。

また,生物から学ぶことも重要です。生物は,何世代もの間に蓄積した情報を基に様々な外部刺激(情報)をキャッチし,応答します。生体からこれらの機能を抽出して化学的に作り替え,代替物あるいは超越する物質やプロセスを開発することも大切です。人類が環境に調和し,他の生物と共生するための化学の重要な方向と考えています。

このような観点から,本コースは新しい化学および化学プロセスの開発を担う人材の育成を目指しています。

取得可能な教員免許

※教員免許
・中学校1種(理科)
・高等学校1種(理科)

※教員免許については,課程認定申請中で,文部科学省における審査の結果,予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。
なお,2017年4月以降の入学者については,工業(高等学校)の免許の取得ができなくなります。

資格

  • 危険物取扱者(甲種)受験資格(2年次から)
  • 毒物劇物取扱責任者資格

コースの概要

学習の特徴

「応用化学を専門分野とし,化学および化学に関連する工学を学び,環境に配慮した新しい概念と手法による新規物質の創出,ならびに,化学の立場から生物の機能を抽出し,それを模倣あるいは活用した物質やプロセスの開発を目指して,必要な基礎学力を身につける」ことを特徴としています。共通基礎教育では専門分野の基礎となる数学・物理学・化学・生物学などの素養を涵養し,専門教育では化学および化学に関連する工学を幅広く修得できるように,多様な授業科目を受講します。

研究分野への配属・卒業研究

各研究室へは3年生の10月に配属され,専門分野のセミナーに参加して4年生からスタートする卒業研究に備えます。卒業研究では,最先端の研究に取り組むことを通じて,それまでに学習してきた事柄を総合的に深めるとともに,課題設定力・課題解決力やプレゼンテーション能力を高めることができます。さらに高度な専門性を高めることを希望する者には,学部の教育課程編成と連携したカリキュラムが用意された大学院博士前期課程への進学の道が開かれています。

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